本日日記 6月8日(土)
只今11時00分
電車に揺られて旅「気分」を味わうべく、
本竜野駅経由行き先は姫路とは逆方面な、
松本チックにたとえるなら、
銀河鉄道777〜謎の外銀河逝きってな感じである。
っていうか、777号って名前、景気良すぎ・・・
で、本竜野駅の自販機にて、謎ドリンク
「鉄道浪漫コーヒー」を購入。お味はUCCライクな甘味料のお味。
ちなみに120円だが、鉄道コイン&プレミアムコイン応募券付。
なんとなく480円分の切符を購入して電車を待つのであった。
で、コーヒーをすすりつつ電車到着。
どうも進行方向があからさまに姫路っぽいので、
運ちゃんに、「姫路と逆逝く電車ですか?」と
頭の弱い質問を投げかけると、運ちゃんは、
「コレ、姫路行きですよ、もうじき向こうのホームに到着しますよ」
と対応。続けて、どちらに行かれるのですか?と聞かれたので、
「岡山の方に・・・」と口ごもりつつ対応すると、
運ちゃんは顔面蒼白になりつつ悲壮感をたたえた音声で、
「14時・・・・・」以降はおいらが聞く耳持たずだったので
聞いていないと言っていたのだが、向こう側のホームに電車が
到着寸前だったので、走っていったので、何が14時なんだろうか?
と思いつつも電車に飛び乗る馬鹿。
こんな感じのホームが続く姫新線。汽車は着ず。
ただいま11時30分ぐらい。
車内にて、携帯メールをズンドコと投げていると、
この乗り物は、どうやら「電車」ではなく「汽車」なことで指摘を受ける。
反省をこめて、鉄道浪漫コーヒーで鉄分をば補給する。
汽車で数駅通過すると、ヘッドホンMP3プレイヤーから流れ居でたる
レッドツェッペリン3を超えて、なにやら汽車内放送音声がまじってる。
「・次は・・終点・・・終点・・」!?
どうやら次の駅「播磨新宮」がこの汽車の終点らしい。
まぁ、乗り換えも旅の醍醐味だなぁと納得する馬鹿。
11時50分 播磨新宮駅
次の岡山方面は14:45
現在の時刻は11:50
姫路行き、すなわち帰宅は12:15
新宮の観光名所、無し
ちなみにバスは、13:15
手詰まりな感じ炸裂に、
先程の本竜野駅の運ちゃんの必死な言葉に
耳を傾けていればと、心底悔やまれる状態。
ちなみに電車賃280円分をJRに寄付する。
12時まで呆けた結果、14:45まで、
新宮で自由行動と決定、早速、炎天下の町の散策を
開始したが、何も無かったです。
雨の日は通常1000円の時計の電池交換が500円になる時計屋。
あと、「万歳酢(BANZAI-SU)」ぐらいか・・・
お墓とカラスの町、新宮。
揖保川で鮎の友釣りの全国大会が開かれているのを知らずに、
その横で、我が物顔で素足で水遊びをする馬鹿。
14:30播磨新宮駅に無事到着。
昨日の昼飯のつもりで買った焼そば棒(調理パン)を
食す。炎天下のバックパック内で程よく生ぬるく、
まぁ、なんというかやばかったです。酸味。
で、親切な駅員さんが、乗り継ぎ汽車がもうすぐ到着するので、
はよ乗っとかな座れんようになるで、とのご忠告を頂き、
汽車に乗り込まさせていただきました。駅員さんナイス進言っす!
で、佐代で乗り換え、津山まで確定で、気分も晴れ晴れ状態です。
単線なんで、遠い向こうの霞の向こうに汽車が見えるたびに
ドキドキハルマゲドン気分で緊張感が固まる馬鹿。
16:35多分岡山県の津山駅着
事前に津山の旬な情報を集めるべく、
研さんストーキングメーリングリストにて
情報戦を開始。某氏よか、「博物館がよろし」とのご神託を得た為、
第一目標は博物館に決定。それらしき博物館を駅の備え付け周辺地図にて
確認したため、適当にウロウロし始めるが、案の定道に迷う。
どう考えても先走りすぎな土地感がしたので引き返すと、
やはり行き過ぎであった。あからさまにポーズが針金チックな
白熊が総天然色で描かれた看板。その名も「津山科学教育博物館」と長い。
だが、無常にも、門は硬く閉ざされていた。4時閉館。
隣の観光物産店にて、妙に高額な桃のアイスクリームを購入。
その、ハーゲンダッツ250円カップと同じ大きさのそれは、
合成甘味料のような桃の味がした、そう、桃の天然水の味が固形物になった感じ。
だが、その成分表記には、牛乳・卵。桃・・・と天然物しか入っていなかった。
嘘でもいいから桃缶の甘い味がした方がよかったと思った。
噂の桃アイス。はんなりあっさり味。桃の果肉タップリと表記されているんだが、多分すりつぶしすぎ。
ごっそりと大きい目の果肉がそのままシャーベット状態で入ってるバニラアイスの方がうまそげなの。
ああ、もう此処とは永遠のおさらばだから、と、土産用に
地ビール2本と小瓶の酒を購入する。
しょうがないので、駅に戻ってから、家に戻る、もしくは終点までたどり着き
途方にくれるという二者択一をすべく、やはり道に迷った。
でも、古い町並みには安堵を感じる。で、駅に着いた時刻は17:40。
ちなみに姫路行きの汽車は17:29。判っていたのだが忘れていた。
つぎの汽車は19:02、佐用で2時間待ちで22:54姫路着。
んでから、究極の途方コースである終点、新見行きは、
19:48発で、21:15新見着、宿泊先無し野宿確定っぽい・・・
津山で宿泊が決定した瞬間であった。全体的に馬鹿。
18:30津山駅のベンチで呆けるバックパッカー一人。
先ほどお世話になった、駅の備え付け地図で、宿泊先をサーチする。
泊まる欄には4件の旅館やらホテルやらが並んでいた。
そのうちの1件には、欄内コメントにはっきりと「衆楽温泉」と。
雅城閣へ電話をかける。泊まれるそうだ、ビジネスホテルだそうだ、
そうだそうだ、だが、そこには温泉があるはずなのだ。
4件のうち、一番遠くの「ビジネスホテル」へと、
先ほどの道を引き返すのであった。
正直、足の裏が本気で痛い。土産のビールが実際よか重く感じる。
途中で 電話を入れる、明日の予定を思い出したからだ。
「日曜日、お邪魔女見終わった後、部室に集合ねん」
出雲大社で巫女ウォッチ後、ハワイ温泉でリフレッシュ予定ツアー。
おいらは無理・・・
「んじゃ、津山で合流ねん」てなわけで送迎バスが決定した。
雅城閣到着、速攻で飯、温泉は只の大浴場、睡眠。
翌日日記 6月9日(日)
8:15起床
早く起きて衆楽園観光としゃれ込むつもりが、起きたら仮面ライダーだった。
朝食を済ませて部屋に戻るとお邪魔女怒涛の展開でおなじみの後半戦だった。
そして、携帯電話の電池は無くなっていた。
とにもかくにも、携帯の電池切れという事態はこの展開において非常にデンジャー。
ちなみに合流先も場所も時間も不明。お互い土地勘なし、向こうはカーナビ使用不可。
なので、とっとと旅館をチェックアウトして、近所のローソンにて緊急用電池を入手。
メールで連絡がついた所で、「津山科学教育博物館」へレッツ・ゴゥ!
で、津山教育科学博物館。
名称が、日本語検定なみに難解で、
津山に位置する教育関連の博物館を科学するのやら、津山の科学教育の成果を博物館なのやら、
津山は教育で博物館が科学なのやら、全く意味が複雑怪奇だが、結構安心。
何故かと言うと、看板が総天然色ショックなオラウータン・シロクマ・ライオンが
揃い踏みに、背景ではジュラ紀の恐竜が飛び交う構図。
あ、やっぱり難しい・・・
開館時間を確認のうえ、昨日は硬く閉ざされていた発券口が、開放的にオープンされていた。
前で、感慨深く眺めていたら、受付の聡明そうな感じのおばちゃんが話し掛けてきたので、
昨日のいきさつを明朗簡潔に語った所、この博物館は、その苦労に見合うだけの
開眼をもたらすであろう素晴らしい展示物が山盛りだそうで、
そりゃもう、おめでたいことで、まぁついでに隣の歴史博物館も追加料金300円で
見れるからそりゃもう見てってくださいと、全く人の話を聞いていないかのように、
まくし立てられたのであった。でも何故か品がある博物館のおばさん。
まぁ、言われるまでも無く、バリューセット券を購入して、ずんずん入場しますた。
入り口から、いきなり廊下に蝶の標本ラッシュ。手作り感覚満載の書き文字解説。
怒涛の寄り切りを開始早々決められる。
で、本当の入場口を空ける前に、「キリスト教的博物館なあり方」を綴った看板が。
あ、別に進化論否定とか、dデモ系なテキストではなく、まあ、嬉しくもあり悲しくもあり
生ぬるい気持ちで正式入場をかますのであった。
で、そんな沈んだ気持ちを急速浮上させる、人類以前の地球の大地と生物を描いた、
壮大な想像図、恐竜達の凶悪な表情。食われる生ものどもの悲痛な叫び。
何も考えていない空飛ぶ翼竜とカブトガニやら三葉虫。
マチャアキチックなポージングで来場者を西遊記するキンシコウの剥製。
やたら世界でも貴重やら現在は禁止されていますなどの言葉が赤字強調で踊る解説。
アフリカの飢餓難民と単眼病の胎児の写真が同居する掲示板。
何故か動物対抗オリンピック開催、
ツバメやチータに混じって、海洋物代表タコも出場なコラージュ表。
写実絵画なのに、集団コヨーテに襲われてる絶滅種の馬の表情は今にも泣き出しそうだ。
昔の電子顕微鏡やら実際には展示映像に使用されていた旧式テレビやら、無線機やらが、
あたかも古代から伝わる展示物のようにされていたり。
ああ感動しましたよ、岡山に「津山教育科学博物館」あり!
すんばらしい展示品の数々を紹介するよってに活目。怖い画像も在るから注意してねん。
いい表情のとかげっぽい生物。飛んでる奴は何か哲学っぽいような気がするが恐らく気のせい。
サイクロプスの人と、エチオピア飢餓のお方のツーショット。こ、これは「クロ・マニョン」人!?
目が「―」状態。目が点に対抗か。西遊記のモデルになったアレ。背景には恐竜がとんでいるけど。
みんないい目をしている。なかよし。
唯一な残念点を上げると、プラネタリウムが可動していなかった事ぐらいでしょうか。
でも、部屋に接近すると、いきなり部屋の電源が入るところは心底ビビリました。
まぁ、実際に目視すると、華奢でか弱そうなプラネタリウムタンで、ハァハァできますた。
まぁ、ボタン押したら太陽系が動く模型が実働していたので満足ですよってに。
それにしても、荷物が重い&足の裏が痛いがなければ、もっとゆっくり見たかったです。
歴史博物館?まぁ、おまけですね。でも元教会を無理矢理博物館にしてある構造上、
巨大磔キリスト像があったであろう場所が、年中ひな祭り会場になっているなんて感じの
見所はありますんで、まぁ、江戸〜明治時代マニヤは観といても損はありませんし、
おいら自身もそこそこ楽しませていただきました。
時間も時間なんで、待ち合わせ合流場所の駅前に足を向けることに。
ふと横を観ると、古い看板にプラネタリウムと誇らしげに書かれているのを見ると、
ちょっくらおセンチな気分だったりです。
ふと時計から逆算すると、チョッチュ時間が余りそうなんで、そのへんをウロウロすることに
決定しました。古い街並に無理やり設置したアーケードの商店街を散策していると、
おもちゃ屋なのに、お盆やら葬式のときにグルグル回ってる電飾みたいなのしか
置いていないお店を覗き込むと、奥の奥におもちゃを発見したので、突入。
しかし、今風のおもちゃ屋であり、MIAなんぞが平気で並んでいるのを見て落胆しました。
で、案の定、駅前までの道を迷いつつ、時間に遅れて催促の電話を喰らいつつも無事合流。
只の出雲〜ハワイツアーなのに、ザンジバル(てるちゃんカー)のナビゲーションシステムは
前日から使用不可能になるわ、おいらはなぜか岡山にいるわで、
何故かドラマチックな演出に大層、皆さん感動したはず。
ちなみに今回のホビット部のメンバーは、前回に引き続き、S氏、かんちゃん。
今回は、出雲大社に釣られて運転手をさせられてることに気が付いていないてるちゃんと、
部室に常駐している、放浪の料理人であるさまい氏、それとおいらで計5人でした。
中国自動車道に乗り込み、外を眺めていると、前回の4月末のホビット部の目的地である、
エウーゴ岡山基地のZガンダムの御神体を目撃したり、
謎の山頂手作りアミューズメントパークには、青の部分が赤いドラえもんらしき
オブジェが、真っ赤な背広を着用して直立していたり、なんて情景は、
今、この文章を書いてるおいらも、ちょっと分裂症患者な気分になってくる。
ああ夢であってほしい、赤いドラえもん(ちなみに6頭身ぐらいで良い姿勢)
そんなこんなで、部員の皆さん、ソフトクリーム食ったりシュークリーム食ったり、
アイスクリーム食ったり、いか焼、タコ焼食ったりしながら出雲大社に到着しました。
出雲大社とホビット部御一行です。
実は出雲大社は凄く小さい。縄は普通の大きさ。
この巫女さんは神事使用の巫女さん。それははともかく「NG」って・・・
といいつつ、おいらはDIOの「HolyDiver」のTシャツ。微妙な判定。
まともに撮れてる写真が、無い。すまんそ>巫女マニヤ
どす黒い欲望の眼差しで巫女を見つめるてるちゃんは、幸せそうでした。
ていうか、拝む所を横切る際には、申し訳なさそうにペコリとお辞儀をする巫女さんやら、
儀式中の座ってる巫男?さんに、伝言があって呼び出しに来た巫女さんが、
その隣にちょこんと座って、巫男さんの袖をつまんで、クイクイ引っ張る姿なんて
萌えシュチュエーションが、常時リアルタイムで展開される出雲大社は、
やはり古代より偉大でビッグなサンクチュアリなんであろうと思われます。
んでから、まぁ参拝記念ということなんで、内部にある博物館も見学しました。
で、ココはすごいです、入ったらいきなりホンマ物の「ムラマサ」と「マサムネ」
WIZでしか見たことが無いプレミアムアイテムを身近に眺めることが可能です。
というか、本物の魅力というか、美しいです、めちゃくちゃ欲しいです。
多分、所有したら、なまもの切りたくなるような魅力満載の一品です。
で、巡回通路に従って巡回していると、あの、源平討魔伝で有名な三種の神器の一つ、
勾玉がショーウインドウに入っています。心の内は皆「まがったままのまがたま」。
ちなみに、勾玉の英語解説、凄いので各自確実に確認することにして下さい。
ミステリアスストーン!
で、おみくじを引いく。正直ものに神きたるだそうです。いいんだか悪いんだか不明。
んでから、おみくじを結ぶ場所に如何にチンケな場所をチョイスするか祭りが勃発しました。
電源コードにおみくじを結ぶ部員達が大量発生。
そのおみくじを結ぶ場所には、絵馬が多数ぶら下がっていまして、
んでから、出雲大社ってのは、ちなみに縁結び系の神社だそうでして、
内容が、息子(40OVER)に好い縁談が、とか、○○さんラブとか、
それの男の子バージョンなんぞが、本名プレイ(住所入り)で多数かけられていました。
面白がって見物していると、中にはこんなのも発見。
「○○さんがXXさんの醜いところに気が付き、私のほうに振り向いてくれますように」
なんてのも・・・コワイ。
機雷除去作業。
使用前、現代芸術後
参拝終了後は蕎麦食って脱出しました。蕎麦の味は普通。
で、ハワイ温泉であるが、受付の無愛想だがアロハ着用なおばちゃんが、
「高木ブー」にそっくりだったことによる論争が勃発。
はたして、自分が高木ブーそっくりだから無愛想にしているのか、
たまたま無愛想なだけなのか?
前者ならば、ハワイ温泉の評価を見直さなければならない事態である。
が、どうでもいいと言った感じもある。ひょっとしたらどうでもいいことかもしれません。
ちなみに、此処でハワイチックな気分を与えてくれたのは、その高木ブーのみであったことを
表記しておこうと思う。
ちなみに、プールのような温泉でした。
帰り道にて遭遇した、超巨大中国チックな超綺麗な建造物が温泉であることが判明したので、
ハワイにはもう行く事はないかと思います。有難うハワイ温泉。
山を越える道は、立ちションで下車すると、大変星が美しくいい感じで、
道の駅に立ち寄ると、日本がロシアに勝利しておりました。
んで天一太子店にて晩飯。麺類が好きなホビット部。
で、やっと部室に帰還。各人荷物をやり取りして帰宅の路につきました。
後日談
翌の月曜日に、てるちゃんが仕事用具の積み忘れがあったようで、取りに来たところ、
たまたま教育TVを見ていると、フラダンス講座がはじまっていました。
ハワイ温泉、何処まで天然か、狙ってやっているのか不明でノーガード殺法で恐怖。
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